tamaeの日記

主に旅の日記や趣味に関することなどを綴っていきます。

西安の思い出 秦始皇兵馬俑博物館

2013年夏、西安を訪れました。

歴史好きということもあり、かなり興奮しての訪問でした。西安は古代から中世、近代まで中国の歴史に大きく関わっている中心的土地柄ということもあり、それぞれの時代に関係する観光地も多々あります。西安からちょっと南西に足を延ばせば、三国志に関係する五丈原もあるし、北にいけば秦の始皇帝の時代に蒙恬が建築に関わったという万里の長城もあります。

始皇帝と言えば兵馬俑と連想するくらい今では観光地として名高い兵馬俑坑を訪問しました。兵馬俑坑は西安の北東約30キロに位置しています。始皇帝のお墓として建設され、副葬品として陶器でできた兵隊や馬の人形が一緒に埋葬されたものです。

 

 建物の入り口に掲げられた看板。なんと書いてあるのか全部は読めませんでした…。「秦兵馬俑・・坑・廟」。

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西安市内から車で約1時間の移動。丘陵地帯が広がります。

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1号坑に入るとすぐに圧巻の風景。小さく見えますが、この俑(人形)は、等身大で、表情も1体1体違うそうです。1号坑で6000体ほど、全体で8000体くらいの俑がいるそうです。

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上の写真は、発掘されて修復された兵馬俑です。発掘直後は、下の写真のようにぐちゃぐちゃです。

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馬車の車輪らしき跡も見えます。

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ガイドさんから説明を受けた中で、興奮したのは、この写真に見える黒ずんだ部分です。項羽始皇帝の墓に火を放ち、燃えた跡だというのです。

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ちなみに、1号坑は、入口付近は修復済みの兵馬俑が並んでいて、奥へ進めば進むほど、修復中や発掘中となり、修復の過程を見られるのも楽しいと思います。下の兵馬俑は名札がついています。修復中の兵馬俑ということでしょう。

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つぎは3号坑です。兵馬俑坑の中で一番規模は小さいそうですが、軍の司令部の兵馬俑が発掘されたところです。そう言われてみると歩兵の数がぐっと少ないのもわかるような気がします。

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服飾品、鎧などには彩色が施されていたようです。

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ガラスケースに入った兵馬俑を間近で見物できるコーナーもあります。すごいなーと思ったのは、精緻に造りこみがされているということです。たとえば、草履の裏側、要するに靴底の模様から、鎧のパーツの重なり具合、袖のしわ、後頭部に巻きつけられている紐の網目まで細かく造られています。

造られた当時、一体にどれだけの人と時間がかかったのか、それを8000体も造るのには、どれだけの窯が必要だったのか、など考え出すときりがありません。

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手には武器があったそうです。

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発掘されたばかりの兵馬俑には、色彩が残っています。写真の展示がありました。空気に触れて色が薄くなってしまったそうです。これを見ると顔は肌色に色が塗ってあったのかもしれません。

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中央のおじさんが、この兵馬俑の第一発見者です。兵馬俑坑に隣接するお土産屋さんでサイン会をしていました。

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1974年に発見された兵馬俑。数千年の時を経て、私たちに歴史のロマンを届けてくれています。西安行きのツアーなどもあるので、わりと手軽に行けると思います。実際にスケールの大きさを目の当たりにすると、当時、これだけの墓を造れた始皇帝の握っていた権力がかなり巨大であったということがわかります。

ご参考まで、西安にある陝西省博物館には始皇帝兵馬俑とは違う他の人のもっと小さい兵馬俑(人形自体のサイズが小さいもの)の展示もあり、これは比較検証するのにはもってこいの素材です。