tamaeの日記

昨日よりちょっといい日。旅や趣味に関することなどを綴っていきます。

なりゆきまかせの龍井茶(ロンジンチャ)を巡る旅

2015年3月14日(土)

杭州西湖は雨。

西湖十景 曲院風荷の景色

西湖を遊覧カートでぐるっと周り、予約してあった梅家塢(メイジャーウー)の龍井茶観光処へ行く予定で、植物園の前のバス停で友達のジュンとふたり、103番の路線バスを待っていました。

隣に並んでいたおばさんにそのバスが梅家塢へ行くかどうか確認したところ、
杭州の西湖に来たのになぜ梅家塢へ行くの?龍井茶と言ったら、龍井村のお茶でなければ、意味がないわよ。27番のバスで龍井村に行けるから、ぜひ、龍井村へ行くといいわよ」
との、とても熱いアドバイスをいただきました。(5分くらい私たちに熱く熱く龍井茶は龍井村よと、話してくださいました。龍井茶愛が熱かったです!)

こうして、急遽、27番の路線バスに乗り込み龍井村へ向かうことになりました。

バスに乗り込むと席は満席、通路に立ってしばし、ジュンと歓談。すると、隣に座っているおばさんから
「あなたたち、どこの地方の人?中国と言っても全然わからない言葉もあるから。もしかして東北のほう?」
と質問されました。

「うーん、東北と言えばそう言えなくもないけど・・・」

「この辺りでは、少し離れた村へ行ったりすると、言葉がわからないこともあるのよ。それでどこから来たの?」

「日本です」

といった調子で話をしていて、このバスが龍井村へいくかどうか確認したら、なんと偶然には偶然が重なるもので、おばさんは龍井茶の生産農家だそうで、茶畑もあるとのこと。
おばさんのご厚意に甘えて、茶畑を見学させてもらうことになりました。

まずは腹ごしらえ。
おばさんの家の側の料理店を紹介してもらいました。ここは普段は予約しないと食べられないそうです。

玉琴茶荘


お腹いっぱいになったところで、茶畑のおばさんが迎えに来てくれました。

おばさんについて村から畑へと向かいます。村の境にある階段を登り、茶畑の横を通り、なだらかな坂道を行きます。しばらく茶畑の間の坂道を登り、小高い丘の上に大きな藤の木を望みます。その藤の木を越えて、茶畑の間をさらに進み、墓地を通り抜け、亭で一休み。そこから眼下に遠くまで茶畑が広がります。




亭から見えた茶畑の中へ階段を下っていきます。


お茶の花が咲いています。

新芽が顔を覗かせています。新茶の季節まであと2週間くらいでしょうか。

雨模様で、遠くの峰が靄でかすんで見えます。まるで水墨画のようです。


今回茶畑を案内してくれたおばさんこと周冬琴さんは、茶畑へは毎日来るわけではないそうです。でも、茶畑を歩くスピードは速くてびっくり。

お茶畑を小一時間散歩した後、周さん宅でお茶をいただくことに。周さんは2種類の茶葉を栽培しているそうで、左が従来の昔からあるお茶、右は品種改良した新種。見た目は品種改良品がとても均一で、きれいに見えます。

左が従来品、右は新種。香りは従来品が上です。苦みと渋みの後に甘みが来ます。新種はより甘みを感じます。
葉っぱを見てもらうとわかりますが、従来品は見た目がいまいち、新種は整っています。茶葉が沈むまで待ってからいただきます。

茶葉を釜で煎る時は、どんなに熱くても手袋ははめないそうです。手で茶葉の状態を直接確認しながら煎るそうです。大変な重労働だそうです。
収穫の時期は、人を雇って、茶葉を摘むそう。ひとたび収穫を始めると、雨が降っても収穫を続けるそうです。

偶然が重なり、周さんの茶畑とお宅までお邪魔してしまいましたが、なりゆきまかせでとても面白い旅になりました。