tamaeの日記

昨日よりちょっといい日。旅や趣味に関することなどを綴っていきます。

小説『阿片戦争』

先週からようやく読書する気分が高まってきました。

陳舜臣著の小説『阿片戦争』の新装版が出ていたので、読み始めました。冒頭から文章にぐいぐい引き込まれてしまい、気がついたらすでに2巻目も半ばまで進みました。アヘン戦争は、学校の授業(中学校でしょうか?)でさらっと習っただけで、年号だけは覚えてましたが、いったいどんな背景があったのか、というのはよく知りませんでした。数年前に林則徐に関しての資料を読み、興味を持ち始めました。

今年に入ってから、仕事で中国のお茶にも関わり、勉強していく中で、お茶が中国の重要な外貨獲得の物産であったことなどを知り、アヘン戦争へと至った経緯、当時の世界情勢などを含んだ時代背景を知りたくなりました。

そこで小説でいいのか、という疑問はあるでしょうが、いいんですよ。小説で。だって、面白いから。

 

新装版 阿片戦争 (一) (講談社文庫)

新装版 阿片戦争 (一) (講談社文庫)

 

 

今のところ、主人公の連維材と林則徐に肩入れしながら読んでいます。当時、北京から広州まで移動するのにまる2か月も必要だったとは、ちょっと驚きでした。

イギリスは麻薬を密売して、清国の国力をそぎ、最終的には武力で圧倒して土地まで奪い、その後の中国の運命を大きく変えてしまいました。清国がもう少し、周りの情勢を見る目を養っていたら、今の世界はまったく違っていたのではと思いますが、仕方ないですね。

乾隆帝の時代の太平の世に人口が増えすぎた、そして、人口を養っていくことができず、国全体が貧しくなっていけば、人民の心は荒み犯罪も増えるでしょうし、麻薬にも手を出してしまうでしょう。その隙をのがさずお金に換えたイギリスが、清国よりずっとずるがしこかったということでしょう。

小説はまだ続きます。楽しんで読んでいきます。