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tamaeの日記

主に旅の日記や趣味に関することなどを綴っていきます。

楊逸の「おいしい中国」

仕事柄、中国関係の本をつい手にしてしまう。
楊逸の「おいしい中国」を新聞の書評で見て、さっそく書店へ。
赤い表紙に惹かれて購入。

さてさて、どんなおいしい話があるのかな?

著者の楊逸さんは1964年、中国ハルビン生まれ。
ハルビンはロシア、中国、日本の文化が入り混じったエキゾチックな都市だ。

この本を読む限り、かなり厳しい生活を送った印象を受ける。
一般の市民は、こんな食生活を強いられていたのかと思うと、日本に生まれて食に関しては不自由なく安穏と暮らしてきた自分と比べることすら辛い。

いたずらっ子だった楊逸少女の目を通して、一般的な中国市民の生活や、日常の食生活をタイムスリップして覗き見できる、そんな一冊。

中国共産党下放政策により、農村部へと一家は拠点を移すが、配給生活だった都市部より、家畜を持ち、新鮮な鶏卵や肉を得られる食生活は、充実していたように感じる。

中国人は四足のものなら椅子以外はなんでも食べると聞くが、農村でペットとして飼っていた犬が茹で肉となり登場するシーンは、作者も悲しんでいる。ペットは食べるものじゃないし。

色とりどりの写真が掲載されているが、ひとつだけ、これはどうやっても食べられないなと思ったものが。

蛙が姿のまま料理されていてスープの中にたくさん浮かんでいる。
中国人はこれも「おいしそう!」と思うのだろうか。